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モルドバワインの魅力Moldovan Wine

豊かな自然と肥沃な土壌に恵まれたモルドバには、ワインづくりに最適な環境(テロワール)が整っています。高品質でバラエティー豊かなブドウ品種を育み、コストパフォーマンスに優れたデイリーワインから高級ワインまで品ぞろえも豊富。そんなモルドバワインの特長について、詳しく見てみましょう。

  • ワイン造りの歴史
  • 気候とテロワール
  • ブドウ品種

ワイン造りの歴史

紀元前ワイン造りの起源

モルドバの地でのブドウに関する最初の記録は、紀元前7000年。ワイン造りが始まったのは紀元前3000年といわれています。
先住民のダキア人によって盛んにワインが製造され、後にこの地へやってきたローマ人、ギリシャ人とブドウ栽培や醸造について情報を交換し、ワイン産業を発展させました。

中世時代ブドウ栽培の発展

中世のモルドバ公シュテファン・チェルマーレ(1433年〜1504年)の時代には、ワイン製造の奨励策によって隆盛を極めます。「杯を持つ人=パハルニック(paharnic)」という役職が設けられ、ブドウ畑、醸造所、ワインセラーなどを管理。ブドウ畑の面積が拡大し、製造技術も飛躍的に進歩したといわれています。

16〜19世紀世界大戦からの再建

16世紀以降は、オスマン帝国やロシア帝国の支配、世界大戦などを経て、ワイン造りも紆余曲折の歴史をたどりますが、品質の高いモルドバワインへの評価は揺るぎませんでした。

ソビエト連邦の構成国(モルダヴィア・ソビエト社会主義共和国)だった1950年〜1960年代には、ソ連全体のワイン消費量の5分の1をモルドバワインが占めました。

19〜20世紀禁酒政策からEU市場へ

ゴルバチョフ政権下の1980年代には禁酒政策により多くのワインが投棄され、14万ヘクタールものブドウ畑が消滅しましたが、1990年以降、ソ連の影響力が低下するとワイナリーの民営化が進み、国際品種を中心としたブドウ畑も増加。

2006年にはEUなどの国際基準を考慮した「ブドウ・ワイン法」が導入されるなど、ワイン産業への支援・整備が進んでいます。

現代国の基幹産業へ
伝承される自家製ワイン

現在、モルドバではブドウ畑の95%を民間が所有し、国土(33,843㎢)の約3.6%にあたる12 万2,000ヘクタールの栽培面積を誇っています。
ブドウ栽培とワイン醸造は、国内総生産(GDP)の3.2%を占める基幹産業に。人口の25%、約65万人がワインの生産や関連事業に従事しています。

ほとんどの一戸建て住宅には、伝統的に深さ5〜7mのセラーが設けられていて、定められた範囲内の量で、家庭内や個人消費用であれば、申請や許可の必要なくワインを造ることができます。
ピクルスやジャムなどと同じようにワインも保存食として備蓄し、日常的に親しんできたモルドバらしい食文化、風習といえるでしょう。おもてなし好きなモルドバの人々は、よく自宅にゲストを招いて自家製ワインを振る舞います。

気候とテロワール

穏やかな大陸性気候

モルドバは、冬が短く夏が長い大陸性気候です。
年間降水量は350〜600mm、日照時間は約2,500時間で、平均気温は12℃。特にブドウの生育期間の雨量が少なくて空気もやや乾燥し、昼と夜の寒暖差があるため、果実味豊かで酸味とのバランスも絶妙な、素晴らしいワインに仕上がります。

ブドウの成熟に適した大地

モルドバの東側には、ウクライナとの国境を流れるニストル川があり、西側にはルーマニアと接するプルート川が流れています。モルドバは、この2つの大きな河川の間に位置するため、農産物の栽培に適した豊かな土壌に恵まれています。
国土の75%が「チェルノーゼム」と呼ばれる黒土に覆われ、植物が根から養分を吸収しやすい腐植土を多く含んでいます。大陸性の気候と肥沃な土壌によって、良質なモルドバワインのテロワール=ブドウ畑を取り巻く自然環境が整っているのです。

モルドバワインの生産地域

モルドバワインの生産地域は、主に次の4エリアに区分されています。

モルドバ中央部コドゥル

コドゥルとは、ルーマニア語で「森林地帯を」意味する言葉。その名のとおり、オークとリンデンの森や草原が25%を占め、谷や丘陵、小川など自然豊かな風景が広がっています。

通気性の良い軽い土壌と穏やかな気候、適度な降水量によって良質なブドウが育まれ、6万1200ヘクタールのヴィンヤード(ブドウ畑)で生産量の70%を占める白ワイン、高級赤ワイン、スパークリングワインに使用するブドウ品種の栽培が行われています。

モルドバ最大のワイナリーで瓶内二次発酵方式製法のスパークリングワインを手掛けるクリコヴァ(Cricova)、ギネスブックに認定された全長200km以上の世界最大ワインセラーを持つミレシュティ・ミチ(Milestii Mici)もコドゥル地域で製造しています。

モルドバ南東部シュテファン・ヴォダ

この産地の土壌は、粘土質が70%を占めながらも、砂質や石灰質という水捌けの良い特徴もあわせ持っています。

黒海近郊の穏やかな大陸性気候で、国際品種とともに「ララ・ネアグラ」という土着品種が、国内で最も多く栽培されています。ララ・ネアグラは、モルドバで最も名声のあるワイン「ネグル・デ・プルカリ」のブレンドに使用されています。

モルドバ南西部ヴァルル・ルイ・トラヤン(トラヤンの壁)

かつて、ローマ帝国を侵略者から守った「トラヤンの壁」の間に位置しており、黒海とティゲチ丘陵、ブジャク平野、プルト大地の影響を受ける大陸性気候の地域。4万3023ヘクタールのブドウ畑が広がっています。

地中海性気候の影響も強く、他の地域に比べて温暖なため、特に骨格がしっかりとした長期熟成向けの赤ワイン造りに最適な地域です。

モルドバ全域ディヴィン

モルドバ全域が対象となる、ワインスピリッツ(ブランデー)の生産地です。二重の蒸留過程、オークを使用した3年以上の熟成など特殊な製造方法が定められています。

「divin」とは、ルーマニア語で「天から来たのもの」という意味。「樽の中で熟成が進むにつれてブランデーの量が減っていくのは、天使が飲んでいるからだ」という言い伝えとともに、この地で大切に造られています。

ブドウ品種

モルドバで栽培されているブドウ品種

モルドバのブドウ栽培は、常に国際的なニーズや動向を踏まえて行われています。ブドウ畑の栽培総面積12万2,000ヘクタールのうち、約7万6,000ヘクタールがワイン造りに活用されています。
その中で、コーカサス系品種(ルカツィテリ、サベラヴィなど)が15%、土着品種(フェテアスカ・ネアグラ、フェテアスカ・アルバ、フェテアスカ・レガーラ、ララ・ネアグラなど)が10%を占めています。

生産量全体の65%は白ワイン品種(ルカツィテリ、ソーヴィニヨン・ブラン、カルドネ、アリゴテなど)で、35%は赤ワイン品種(カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ピノ・ノワール、サペラヴィなど)。
1年間で製造されるモルドバワインの70%以上が、ルーマニアやアメリカをはじめとするヨーロッパ、アメリカ大陸、中国などへ輸出されています。

モルドバの土着品種

さまざまな品種のブドウが栽培されるモルドバで、オリジナリティーの高い味わいを醸し出す土着品種をご紹介します。

フェテアスカ・アルバFeteasca Alba

中世に建国された旧モルドバ公国原産の白ブドウ品種。「白い乙女」の愛称で親しまれています。この品種から造られるワインはシトラス系のさわやかさとフローラルな香りをまとい、軽やかでフレッシュ感あふれる上品な仕上がりに。スパークリングワインに使用されることも多い品種です。フルミントとの自然交雑により、フェテアスカ・レガーラという国産品種が生まれました。

フェテアスカ・レガーラFeteasca Regala

フェテアスカ・アルバと比べてボディーがよりしっかりとしていて、ドライでフレッシュな味わいが特徴。優雅なバラの風味や野生の草花、ドライアプリコットとアーモンドのフレバーを凝縮し、「高貴な乙女」の愛称で親しまれています。病害虫にも強い品種です。

ヴィオリカViorica

1969年にモルドバで誕生した白ブドウのアロマティック品種。2つの赤ブドウ品種セイベル13-666とイタリアのアレアティコを掛け合わせた交雑品種で、かつては蒸留酒の原料として使用されていました。フローラルな香りとさわやかな酸味が特徴です。寒い気候や病気に強く、収量が安定しており高品質なワインとして注目されています。ヴィオリカとは、日本語で言う「すみれ」のことです。

フェテアスカ・ネアグラFeteasca Neagra

2000年以上の歴史を持つブドウ品種で、モルドバ南西部のプルート川の谷間を中心に栽培されてきました。黒いベリーとダークチェリーの気品に満ちた香り、長く続くフルーティーな後味が特徴で、愛称は「黒い乙女」。タンニンが豊富で樽との相性も良く、長期熟成に適しています。

ララ・ネアグラRara Neagra

「rara」とは、ルーマニア語で「貴重」を意味する言葉。古代のモルドバ公国でワイン造りを行った先住民・ダキア人由来の赤ワイン品種で、その名のとおり「貴重な黒」と呼ばれています。ストロベリーやラズベリーなど、レッドフルーツのエレガントな果実とスパイスの香り、バランスの良い酸味が特徴です。

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